研修講師、はじめました。


~得意を活かして業界を活性化したい~

ご報告です。私、中山敬一は、研修講師としての活動を本格的に開始いたしました。

連合会の役員を退任し、次に自分に何ができるか、どうすれば自身の得意分野で業界を活性化できるかを考えた結果、この活動にたどり着きました。

小さな勉強会から、県単位の研修会へ

始まりは、本当に小さな「Gemini勉強会」という輪でした。しかし、人と人とのつながりが輪を広げてくださり、ありがたいことに、とうとう県単位の土地家屋調査士会様から正式な研修会の講師としてお声がけをいただけるようになりました。

直近では、以下の研修会に登壇させていただきました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

  • 宮城県土地家屋調査士会様 (令和7年10月24日(金)開催)
    • テーマ: 「生成 AI「Gemini」とGoogle Workspace を活用した業務効率化」
    • 対象: 宮城県会および東北ブロック内の会員・補助者の皆様
  • 山形県土地家屋調査士会様 (令和7年10月25日(土)開催)
    • テーマ: (仮題)生成AI を活用する業務効率化

私がお伝えしたいこと:「無意識の非効率」からの脱却

私の研修では、単に「生成AIの便利な使い方」だけをお話しすることはありません。

なぜなら、AIの能力を最大限に引き出すには、まず私たちの日常業務に潜む「無意識の非効率」に気づき、それを改善する必要があるからです。

例えば、こんな習慣はありませんか?

  1. メールのやり取りで「返信」機能を使わず、毎回「新規作成」してしまう。
  2. 複数の資料を送る際、とりあえずZIPファイルに圧縮して添付する。
  3. CADで作った図面を、一度わざわざ紙に印刷し、それをスキャンしてPDF化する。

これらの行為は、AIが過去の文脈を理解したり、ファイルの中身を検索したり、図面のデジタル情報を読み取ったりする ことを妨げる「阻害要因」となってしまいます。

研修では、まずこうした土台の部分を見直し、その上で「デジタイゼーション(モノのデジタル化)」から「DX(ビジネスの再発明)」に至るデジタル化の基礎を学びます。

そして、その強力なツールとして、Google Workspaceとシームレスに連携する「Gemini」 を活用し、メール作成、情報検索、議事録作成 などを劇的に効率化する具体的な方法を、実践的にお伝えしています。

私の原動力

私がなぜこの活動に力を注ぐのか。その源泉は、とてもシンプルな3つの「好き」にあります。

  • 広報や編集に長く携わったおかげで、人より「言語化が得T意」なこと。
  • 自分でも意外なのですが、根が「おしゃべり好き」なこと。
  • そして何よりも、「知らない人とたくさん会えることが好き」なこと。

この「好き」を原動力に、研修という形で全国の皆様と出会い、意見交換をしながら、一緒に業界の未来を考えていけることを、心から楽しみにしています。

もし皆様の会でも「AIや業務効率化について話してほしい」というご要望がありましたら、ぜひお気軽にお声がけください。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。